昨日の夜、オットがいつものようにRoku boxであれこれ映画を探していて「クリスマスっぽい映画を見つけたよ」と言うから、何気なく見始めた映画Lovely, Still (後から調べたら、日本でも「やさしい嘘と贈り物」というタイトルで公開されたそうな)
ひとりでクラス孤独な老人ロバートが、向かいに引っ越してきた老婦人メアリーと恋に落ちる・・・という、かわいい老人の恋物語か?と思いながら見続けると、いくつかの疑問が湧いてきた。そして、最後にガツンと頭を殴られたようなショックを受けた。そして号泣。この映画はなんだか私の琴線に触れてしまったらしい。もう、しばらく涙が止まらなかった。
「クリスマスの映画だよー」なんて、お気楽な感じで私にこの映画を紹介したオットは私のあまりの大きな反応になぜか責任を感じたらしくオロオロ。本当に、どうしようもなく悲しくなってしまったけど、でも観てよかった。
以下、ネタばれが入るので、これからこの映画を新鮮な気持ちで観たいと思っている方はお読みにならない方がよろしいかと。
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孤独な老人だと思っていたロバートは、実は認知症で家族のことすら忘れてしまったのである。妻のメアリーは、初めて彼に会ったかのように装い、ロバートとまるでつきあい始めの恋人同士のようにデートを重ねていったというわけなのだ。
家族が仕組んだ、やさしい嘘。
せつなすぎる。愛する夫が自分のことを忘れてしまっても、なお愛し続ける妻。
誰にもいつかは訪れる「老い」の恐怖。ああ、私やオットが何十年か後に、病気になってすべてを忘れてしまうことだってあり得る訳である。なにげない毎日や、お互いの存在に感謝しながら生きられるということは幸せなことだと感じさせられた映画。ああ、今朝は目がボンボンに腫れてたし。ふぅ。
2010年12月7日火曜日
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Roku楽しんでらっしゃいますね
返信削除うちも以前、夫に「恋愛映画だよ」と言って連れて行かれたのが実は「戦争映画」で、ひどくupsetした覚えがあります
こういう映画って、老後がそろそろ視野に入ってきた
アラフォー世代としては身につまされる話です
The Notebookを思い出しました
>はとこさん
返信削除返事が遅くなりました。
Rokuで、いろいろ映画検索できるのは便利ですよー。(と、さりげなく勧誘)でも、アマゾンとかの映画ならお金払えば見られますよね。
ラブストーリー?と思って覚悟しないで見始めたアクションとかディープな戦争ものとか、悲しいドラマって、ホントにupset度が高くなりますよね。この映画はまさにそうでした。私ももれなくアラフォー世代なので、考えさせられました(涙)